モバイルデバイスを使った音声通話かネット利用か、それともiot・m2m用か!格安simの選び方

格安simといっても、音声通話ができるものもあれば、データ専用のものもあったり、iot・m2m用の低速で格安のものがあったりとさまざまです。
企業に導入する場合も、社員の連絡ツールとしてなのか、会社の設備をiot化するためか、山間地やイベント会場などのブロードバンド回線のない場所でのカメラ利用など、目的に合わせて選びましょう。

大手キャリアには定額料金のかけ放題プランがありますが、格安simにはそういったプランは少ないです。
ただし、探せば1時間まで定額や5分までかけ放題などのプランを提供している格安simもありますので、音声通話を重視する場合はそれらを選びましょう。

音声通話に利用するのであれば、以前まで利用していた電話番号を新しいモバイルデバイスでのそのまま使えるナンバーポータビリティに対応していることも確認しておく必要があります。
また、デバイス同士で短いメッセージのやり取りができるSMSに対応しているプランもあります。いずれにせよ、目的に合わせて適切なプランを選べるようにしっかり比較検討しましょう。

音声通話かデータ専用か希望するプランを絞り込んだら、次にデータ量を決定します。
データ量の決め方は、これまで毎月どのくらいのデータを使用しているのかを目安にしましょう。大手キャリアでもプランごとに月のデータ量に利用制限を設けていますが、格安simの場合、月単位ではなく日単位となっていることもあります。たとえば、1日100MBまでといった具合です。

ただ、データ量はそれほど気にしすぎることはありません。
データ量をオーバーしたからといって通信できなくなるわけではなく、高速通信用のデータもすぐに追加できます。低速でも200kbps前後出ますから、動画はともかく、通話やメール、ネットの閲覧などで特に困ることはありません。

格安simによっては、一つのプランで2枚以上のsimカードを利用できるところもあります。
simカードを差し替えずに、スマートフォンとタブレットでそれぞれ通信が利用できるので便利です。
この場合、データ量は複数のモバイルデバイスでシェアします。