モバイルデバイス1台当たりの通信量が少ないiot・m2m向けの通信サービス

さまざまな業界でiot・m2mが取り入れられていますが、今後はその勢いがさらに増していくことは確実でしょう。そこで注目なのが、低トラフィックのiot・m2m向けの通信サービスです。データの送信頻度が少なく、送信するデータ容量も小さいモバイルデバイスに適したサービスなので、今後、iot化を進めるビジネスの現場で活用されていくと予想されます。

大手キャリアの料金と比べて、格安simは、文字通り格安の料金でサービスを提供しています。
なかでも、iot・m2m向けのサービスでは、1カ月30MB程度のデータ容量で数百円レベルと非常に低料金なので、格安simに注目が集まるのも納得です。
ところが、iot・m2mの場合、1カ月30MBもデータを使用しないデバイスが多数あります。デバイスによっては、1カ月数MBがあれば十分というケースもあるでしょう。

そのような低トラフィックのデバイスでは、1カ月30MBのプランでもコストが割高になります。
そこで登場したのが、1回線当たりの通信量を1MB程度に抑えた超格安simです。
月々の料金はわずか100~200円で、初期費用も1,000円以下に抑えられます。このような超格安のsimが登場したことによって、今後、企業でのiot・m2m化がさらに進むでしょう。

日本だけでなく、世界の通信事業者がこのような低トラフィック向けの格安simサービスを提供しています。1MBの利用で月額料金が100~200円程度とどこも超格安です。
そのため、どこの事業者を選んでも大差がないわけですが、今後は各業者が超格安の料金に加えて、さまざまなサービスを打ち出して差別化を図っていくと思われます。

超格安simを提供する国内事業者のサービスの一例を挙げると、simカード1枚で複数のキャリアに接続できるといったものがあります。
従来、1枚のsimカードで接続できるのは一つのキャリアのみでしたが、こうしたサービスの登場によりビジネスでの利便性にもつながっていくと予想されます。